畑日記 農業

人生初フェリーで、また天塩へ。今年の目標は「売ること」|北海道・天塩町“0からの畑日記” #15

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去年、「楽しそうだし、ちょっとやってみようかな。」

そんな軽い気持ちで始めた北海道・天塩町での畑。

草と格闘し、耕運機に振り回され、苗づくりに失敗しながらも、なんとか春菊を収穫することができました。昨年は、草刈りや耕運、苗づくりの失敗など、まさに"0から"のスタートでした。

▶︎ 前回の記事:また種まきからリスタート!春菊全滅で弾丸2泊3日|北海道・天塩町“0からの畑日記”#9
▶︎ 前回の記事:24時間の弾丸収穫!笑顔で締めくくる畑の一年|北海道・天塩町“0からの畑日記”#14

そして2026年。

今年も、また天塩へ向かいます。

今年の目標は、「売ること」。

去年は「まずは育ててみよう」でしたが、今年は「誰かに届けるところまでやってみよう」がテーマです。

もちろん、いきなり大きな成功を目指しているわけではありません。

でも、せっかく育てるなら「美味しい」と言ってもらえる形で届けたい。

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そんなワクワクした気持ちで、新しいシーズンが始まりました。

オロロンラインはいつ来ても本当にきれい! しかも今回はレンタカーではなく、愛車で!これだけでも来てよかったと思える景色。都会で疲れた人こそ来るべき!


人生初フェリー。しかも台風。

6月3日。

仙台港から人生初のフェリーに乗り込みました。

「北海道までフェリーで行く日が来るなんてなぁ。」

なんて思っていたら、よりによってこの日は台風。

旅のスタートからなかなかの洗礼です(笑)。

翌4日、11時に苫小牧港へ到着。

そこから車を走らせ、今年も天塩町へ向かいました。

去年は「本当にできるのかな」と不安の方が大きかった道のり。

でも今年は少し違います。

オロロンロードを走りながら、

「またこの景色が見られたな。」

そんな嬉しさの方が大きかった気がします。

出航後、大きな揺れが予想されるため、早速、大浴場が閉鎖。本当に大丈夫かと言う気持ちで長旅の始まり。

海の上で目覚める朝。飛行機に比べると時間はかかるけど、この気持ちよさはフェリーにしかない特権。晴れてれば、ずっとここにいても良いと思えるくらい壮大な景色。

「最高に気持ちいい朝だ」と一人感動。みんな慣れているのか、屋上にいるのは私ひとり。笑


滞在48時間。11時間の畑仕事。

今回、本業の都合もあり、畑の準備に使えるのは実質1日だけ。

5日の朝から作業開始です。

草刈り。

耕運。

牛糞と馬糞をまいて、また耕運。

ひたすらその繰り返し。

去年も苦戦した牧草の根は、今年も健在でした。

耕運機に絡みつくような根。

ガチガチの土。

「去年、緑肥をまいた効果ってどうだったんだろう?」

と思いながら作業を続けます。

気づけば11時間。

さすがに疲れました(笑)。

でも、少しずつ畑らしくなっていく景色を見ると、「今年も始まったな」と感じます。

不思議と、この疲れも嫌いじゃありません。

雑草は生え放題だけど、去年、育てていたところは意外と大丈夫かも

これ草刈りするのか。笑 とちょっとだけ沈んだひととき。

草刈りを終えて、道の駅で天塩の名物「しじみらーめん」。脱水の体によく染みる! やっぱり美味しいよね。

相棒の「陽菜(はるな)」まぁまぁ年季は入っている。うちの畑は固いから、まぁまぁのじゃじゃ馬なんだよね。今年もよろしく!

草刈り終了で耕運開始

根が固く、1回の耕運では刃が入らず、、、 縦に横に斜めに繰り返し耕運すること6時間。ようやく形に!ちょっとだけ途中心が折れそうになるにも、今日しかやる時間がないと奮起!(トラクター羨ましい、、、)けど、こっちの方が畑やってる感と愛着は出るよね。

今年は昨年の溜まったものもあると思うので、牛糞をメインに。牛糞の隣に馬糞もあったので、北海道といえば馬だなとなんとなく馬糞もまいてみることに。肥料は10kgで様子見。

ちょっとした牧草の残りはあるけど、これもいずれ畑の堆肥として、ふかふかになるだろうと気にせず、耕運。このまま、マルチひいてやってみる。

耕運前よりだいぶ土が茶色に。なんかいい感じじゃない? 準備期間1日で大丈夫なのか? うまく育ってくれ。自然に身を任せる。これがほりいの農業。

牛さんたちよ、元気だったか?作業中の癒し。この時間が好きなんだよね。


ありがたいことになぜか、地域創生のランチ会に参加。

翌6日。

東京へ戻る前に、地域創生に関わる皆さんとの交流会に参加させていただきました。

地域創生のスペシャリストのみなさん。

農林水産省のみなさん。

総務省のみなさん。

天塩町役場のみなさん。

地域おこし協力隊のみなさん。

そんな方々が集まる場に、

なぜか春菊を育てる管理栄養士のほりいもいるという不思議(笑)。

ご縁って本当に面白いものです。

興味深いお話をたくさん聞くことができました! 酪農の話、地方創生の話、マーケティングの話。ありがたや。


管理栄養士として感じた、天塩の魅力。

ランチでは、天塩町の特産品をたくさんいただきました。

たこ。

鮭。

ほっけ。

しじみ。

せせらぎサフォーク。

宇野牧場さんの牛乳。

本業であるスポーツ栄養の視点で見ても、どれも体づくりに役立つ食材ばかり。

低脂質・高たんぱくで、毎日の食事にも取り入れやすいものが揃っています。

特に印象的だったのは、たこ。

生の状態で冷凍しているため、上手に解凍すると食感がしっかり残ります。

解凍を失敗すると生臭さが出ることもあるそうですが、うまく扱えば、茹でたものや蒸したものとは比べものにならないほどの歯ごたえと旨み。

「たこって、こんなに美味しかったっけ?」

と思うほどでした。

また、ホッケのスティックも印象的でした。

食べやすく、調理もしやすい。

忙しい家庭でも使いやすく、スポーツを頑張る子どもたちのたんぱく源としても魅力的だと感じました。(お弁当に使いやすい!)

さらに面白かったのは、牛乳の話。

牛が食べる牧草は季節によって変わるため、牛乳の味も変わるそうです。

同じ牛乳でも、季節によって個性がある。

そんな話を聞きながら飲む一杯は、少し特別な味がしました。

そのほか、鮭のソーセージ、山菜など写真に収まらないくらい、たくさんの料理が。お腹いっぱいで大満足。地元の美味しいご飯とお酒をいただくには、ぜひぜひ「はまなす」さんへ! ほりいのイチオシは、やっぱりアンコウザンギ!

生のたこ!ふるさと納税でも人気の商品。歯応えもよく、そしてとても甘く濃い味がします!

ホッケスティックとしじみパスタ。粒が大きいのが天塩のしじみの特徴! しじみのパスタめちゃくちゃ美味しかった!ただ、さいたまのスーパーのしじみでは真似できない、、、

本当に大きなしじみ。味噌汁最高! しじみは肝臓にも良いのは有名ですが、肝臓が良くなるということは、ダイエットにも体づくりにも良い影響を与えるということは知ってましたか?

くまさんが作るせせらぎサフォーク。国産のサフォーク種の流通はなんと1%以下。ほとんどが外国産です。今までいろんなラムを食べてきたけど、圧倒的NO.1。いつも美味しくいただいております。ラムが苦手な人でも癖なく食べることができると思います。希少なラム。都内のお店でも運がよければ食べることができるとかできないとか。

もう大満足!本当に美味しかった!
天塩の食材はやっぱり美味しいなと思うと同時に、天塩の食材を見ながら、「スポーツ選手の体づくりにも活かせそうだな」と考えていました。(職業病だよね。笑)

▶︎ 関連記事:【保存版】高校生アスリートの食事まとめ|試合前・当日・補食・お弁当・体づくり完全ガイド


「売る」の先にあるもの。

今年の目標は、収益化です。

去年は「育てること」が目標でした。

今年は、「届けること」。

もちろん、生の野菜として販売することが基本です。

でも、それだけじゃないかもしれません。

例えば、ふるさと納税の返礼品として届ける。

天塩の塩やお茶と組み合わせる。

春菊の香りを活かした入浴剤に加工する。

春菊の香りには、リラックスや良質な睡眠につながる可能性があるとも言われています。

「こんなのあったら面白いよね。」

そんな妄想をしながら考える時間も、この畑の楽しさのひとつです。

もしかしたら、私の畑で育てた春菊が、誰かの食卓に届く日が来るかもしれない。

そんな未来を想像すると、ちょっとワクワクします。

去年の試作品。パッケージとかもお気に入り。


また来週、天塩へ。

こうして数日間の準備を終え、いまは埼玉に戻っています。

でも、ほんの束の間。

来週にはまた天塩へ向かいます。

今度は約3週間。

マルチ張り。

種まき。

そして、第2畑の開拓。

いよいよ本格的なシーズンの始まりです。

去年は、「できるかな」と思いながら始めた畑。

今年は、「どんな形で届けられるかな」と考えながら畑に立っています。

畑でしっかり稼げたらうれしい。

それが本業の講演やセミナーにつながったら、もっとうれしい。

そして何より、

「天塩って面白い町だな。」

「管理栄養士なのに畑やってるの?」

そんなふうに誰かに興味を持ってもらえたら最高です。

さて、2026年の天塩の畑はどうなるのでしょうか。

うまくいくのか、失敗するのか。

今年も、ゆるく、楽しく、時々本気で。

またこのブログで報告していきたいと思います。

▶︎ 天塩の畑シリーズ一覧はこちら

🌱 天塩の畑シリーズ

天塩町での畑づくりの様子を、0から記録しています。
・芽が出た!ひとまず安心、そして農業の新しいかたちを考える|北海道・天塩町“0からの畑日記” #12
・初めての収穫!大雨の中で迎えた畑の恵み|北海道・天塩町“0からの畑日記”#13
・24時間の弾丸収穫!笑顔で締めくくる畑の一年|北海道・天塩町“0からの畑日記”#14

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