みなさんにも知ってほしい!! Re-食器の魅力
2020/03/10
みなさんリサイクル食器(Re-食器)のことはご存知ですか?
先日、このRe-食器を紹介されている、
食のショールーム「パルズ」の山崎さんから
素敵なお話を伺うことができました。
そこで、みなさんにもリサイクル食器のことを紹介したいと思います。
目次
リサイクル食器とは?
リサイクル食器は、不要になった食器や使用済みの食器をリサイクルし、
原料と混ぜ合わせて、新しく作られたクリーンな食器です。
日本の食器の生産量60%を占める、
岐阜県の美濃焼きの作り手の方々の
「もっと環境に優しい食器を作りたい」
という想いから完成した優しい食器です。
陶土器は1万年経っても土には帰らない!?
現代でも、縄文土器が発掘されたとニュースになることがたびたびあります。
つまり、
陶土器は1万年経っても、自然に土に帰ることはありません!!
そして、日本では、使用済みの食器や不要な食器は、
ゴミとして捨てられて、土に埋められることにより処分されています。
ということは、
私たちが使った食器は、
1万年経っても、ゴミとして土に中に残されている!
ということです。
陶土器の原料は?
もちろん食器を作るにも原料が必要です。
食器を作るには、「陶土」という土が必要です。
この陶土は、山や木を切り開き、掘ることによって採集されます。
この陶土も有限な資源です。
当たり前ですが、使い続ければ、いつかは枯渇してしまいます。
また、採集し続けることは、山を切り開き続けるということを意味します。
これは、あまり、環境にも優しいとは言えませんよね。
リサイクルの2つのメリット
-
陶土の節約
-
環境に優しい
まさに職人技 リサイクル食器ができるまで。
リサイクル食器は、不要になった食器や使用済みの食器を産地で回収し、
1度粉々に粉砕し、自然の陶土と混ぜ合わせて、
再び新しい食器として、生まれ変わります。
職人さんたちが、何年も試行錯誤し、
現在では、様々な色・デザインに対応したリサイクル食器を
作り上げるまでの技術があります。
リサイクル食器の普及を阻む問題
すばらしい、技術。
そして、生産者さんたちの想いが詰まった優しい食器。
どんどんリサイクル食器が日本中に広まって欲しい。
しかし、その願いを阻む問題が・・・。
現在の日本では、法律やしがらみにより、
この不要になった食器を集めること自体が、まだまだ難しいのが現状です。
行政全体が動いてくれば、スピード感は増すのに、本当に残念です。
ただ、多摩地区のように、ようやく一部の行政が動き、
活用している地域も出てきているみたいです。
より、多くの人にリサイクル食器のことを知っていただき、
ファンになってもらうことで、行政を動かしていけたらなと思っています。
だからこそ、まずは、みなさんにリサイクル食器のことを
より知っていただきたいです。
食のショールーム山崎さんや、
映像制作に関わった多くの方の想いが詰まった動画を紹介します。
優しいクリーンなRe-食器の魅力
実際に、リサイクル食器を使って食事をしました。
食器としての性能や、使い勝手は普段使っている食器と変わりはありません。
しかし、
生産者の方々の想いが詰まった優しい食器。
自然と笑顔があふれます。
また、料理も優しさにつつまれてより、いっそう美味しくなる。
そんな気持ちになれる食器だと感じました。
みなさんも1度、触れてみてはいかがでしょうか?