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【保存版】新チームで“伸びる選手”の保護者がやっている食事サポートと声かけとは?

2025/08/01

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新チームが始まると、保護者としてもまた1年のサポートが始まります。

でも、こんな悩みはありませんか?

  • 「うちの子、あまり食べないけど大丈夫?」
  • 「体を大きくしたいと言っているけど、食べ方が変わらない…」
  • 「保護者として、どこまで口出ししていいの?」

技術や努力が実を結ぶのは、“体のベース”があってこそ。
高校野球は、今後の人生にとっても大切な時期。
だからこそ、保護者ができる“ちょっとした工夫”や“声かけ”が、本人の行動に大きな影響を与えます。

家では、保護者が“1番のコーチ”です

どんなに良い指導者に出会えたとしても、選手の「生活習慣」や「家での過ごし方」までは、完全には把握できません。
特に家での食事やお弁当、睡眠やスマホの使用時間といった“見えない部分”は、選手本人の意識に委ねられることが多く、だからこそ家庭のサポートが必要です。

強いチームは、そこを徹底しています。

たとえば、青森県の有名サッカー強豪校では、全国大会の試合前、ホテルでの宿泊時に夜8時以降、全員の携帯を回収するそうです。
理由はただひとつ、「睡眠の質を落とさないため」。

プロのラグビーチームでも、私が睡眠セミナーを担当することがありました。
それほど、“練習以外の時間”こそが、成長やパフォーマンスの土台なのです。

そして、その時間を支えているのが、**選手自身と、保護者である“あなた”**です。

朝起きる時間、夜のスマホ、入浴のタイミング、夜ごはんの雰囲気…
そういった日常の積み重ねが、明日の練習・来年の夏をつくっていきます。

1つだけ、睡眠のポイントをお伝えすると、家の明るい照明などが睡眠の質に影響を与えることがわかりつつあります。21時以降は、無駄な電気を消したり、照明を1つ暗くして寝るための準備をさりげなく行うこともみなさんができるサポートです。これは、みなさん自身の睡眠の質にももちろん良い効果があります。

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やってあげたい。でも、見守る勇気も「応援」のひとつ

「こうすればもっと伸びるのに」と思っても、
ときには少し引いて、選手の判断を尊重することも大切です。

高校生は、自分で考えて行動する力を育てていく時期。
うまくいかないことから学ぶことも多くあります。

そのプロセスを信じて見守りながら、必要な場面でそっと導いてあげる。
それが本当の意味での“コーチング”なのかもしれません。

それは、食事でも同じです。

「食べた方がいい」ことは本人もわかっていても、
疲れやストレス、メンタルの状態によって、食が進まないこともあります。

そんなときは、「食べなさい」ではなく、
「今はちょっとしんどいかな?」
「どんなものが食べやすい?」
そんな声かけが、選手の心を軽くします。
(とはいえ、食事量が不足した日が続いても、体は大きくならないので、そういった時は、次の日の食事やお弁当でさりげなく、エネルギー量を増やすコツなどはあります。)

思春期は、とてもデリケート。
正解を与えるよりも、“寄り添って信じる”ことが、最大の応援になるのではないでしょうか?
(とはいえ、あまりにも間違った方向に進んでいるときは軌道修正も必要です。)

指導者によっては、まだまだ当たりが強い方も多いです。選手も怒られたら、それは凹む時もあるでしょう。ただ、なかなか「今日怒られて凹んでいる」とは選手から保護者の方に口にすることはあまりないでしょう。怒られたことを笑い話にできる選手は相当、メンタルが強く、食事にも全く影響ないでしょう。笑 察してあげてください。
あまりにもそういう日が続く場合は、体調や疲労などもチェックすると良いかもしれません。食べる様子にもいろんなヒントがあります。

「最高の練習」を支える食事。完璧じゃなくていい、続けられる形で。

1番大切なのは、「毎日、最高の練習を積み重ねること。」

夏の大会までは、もう1年を切りました。
1日たりとも、1回の練習たりとも、無駄にはできません。

その練習が「自分史上最高」になるために必要なのが、「準備」と「リカバリー」。
そしてその軸となるのが、食事睡眠です。

でも、特別なメニューや高価な食材を毎回用意する必要はありません。

大切なのは、以下のような**“基本の積み重ね”**です:

  • 朝ごはんを習慣にする
  • 練習前後に補食がとれる環境を整える
  • 食事量を意識させる(選手自身に食事を少しでも考えるきっかけを与える)
  • 食べるタイミングや体重測定の習慣をつくる
  • 質の良い睡眠から、リカバリーにつなげる

完璧より、継続。
何を食べるかより、“いつ・どのように”食べるか。

それだけで、選手のコンディションも、プレーも、変わっていきます。
こういった習慣作りが大切なので、

「明日の朝は何食べる?」
「お弁当のお米は何グラムにする?」
「補食は何がよい?」
「今、体重何キロになったの?」
「先月より、体重増えてるね? 体強くなっているんじゃない?」
「練習中はお腹空かない?」*(練習中にお腹が空いている場合は、練習のためのエネルギーが不足している可能性があるので、お弁当や練習前の補食が足りない可能性があります。)
「お風呂入る前に、水分とった?」

このような声かけをしてあげたり、例えば、冷蔵庫に常に「麦茶」を用意して、いつでも飲める環境を作ったり、ごはんが進むようなアイテム(納豆やしらす、大根おろし、キムチ)など常備菜を用意しておくということも立派なサポートです。

特別な食べ物はない。だからこそ、毎日の“積み重ね”が力になる

「これを食べたら、試合に勝てる!」
「これを食べたらホームランを打てる!」
そんな特別な食べ物や栄養はこの世にはありません。
1回の食事で劇的にパフォーマンスが上がることもありません。
だからこそ、毎日の積み重ねと習慣が“強い体”と“自信”をつくっていくのです。

「何を作ったらいいんだろう」そう悩むこともあると思うのですが、
それより、基本的な食事の形「主食+主菜+副菜+果物+乳製品」にどうやって近づけようと考え、
1品でも、1つでも多くの食事を組み込むことを意識する方が良いのではないかと考えます。
何を作っても、何を食べてもOKです。その中で、旬の食材を使ったり、食材の組み合わせを少し組み合わせれば、より目的に合った食事を達成するための効率が少し上がるといったところでしょうか。

特別な料理でなくて大丈夫。切っただけ、茹でただけ、温めて醤油かけただけ。シンプルな料理でOK。
特別な料理やめちゃくちゃ手の込んだ料理は、特別なシチュエーションやここぞというときの切り札として、残しておいてOK。

選手自身が、「食事もトレーニングの一部」と気づき、少しずつ行動が変わっていく。
それを応援できるのが、保護者です。

食べないときこそ、「何を作るか」より「なぜ食べないのか?」

「何を作ればいいのか…」と悩むことも多いと思います。
でも実は、“食べない理由”に目を向けることの方が、ずっと大切です。

疲れている、気持ちが沈んでいる、食べ慣れていない、反発したい…。
その背景に気づいてあげることで、関わり方も変わります。

食べやすく調理することも大切ですが、
本当に変わるのは、“本人が自分で食べようと思ったとき”。

だからこそ、焦らずに、信じて、少しずつ。
「どうしたら食べやすい?」「これだけなら食べられそう?」
そんな寄り添いが、行動の変化につながります。

だからこそ、焦らずに、信じて、少しずつ。
「どうしたら食べやすい?」「これだけなら食べられそう?」
そんな寄り添いが、行動の変化につながります。

何を作るか?ではなく、
“食べる環境を整える”“食事と向き合う力を育てる”
そういう視点でサポートしていくことで、来年の夏には大きな成果が見えてくるはずです。

選手自身が、「食事もトレーニング効果を最大化するために必要だ」と気づき、少しずつ行動が変わっていく。それを1番応援できるのが、保護者のあなたです。

「食べることが、良い練習につながっているんだね。」
「毎日、食事を用意している私って、けっこうすごいよね?」
ぜひ今日、選手に話してあげてください。
これは、旦那さんにも当てはまります。食事で文句言われるなら、選手や旦那さんに自分で作らせてください。笑 それくらいの気持ちで良いですし、それだけ毎日食事を準備するのは大変なことです。「作ってもらうのが当たり前」とご家族の方が思っているようでしたら、喝を入れましょう。

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