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強いチームは、栄養を家庭任せにしない 〜補食タイムがチームを変えた理由〜

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1.体が大きくならないのは、努力不足ではない

練習はしている。
ウエイトトレーニングも取り入れている。
走り込みもしている。

それでも、体が思うように大きくならない。

このとき、
「食べる量が足りないのでは?」
「もっと頑張らせないと」

という話になりがちです。

でも、私はこう考えています。

体が変わらないのは、
努力不足ではありません。

多くの場合、問題は
“構造”にあります。

2.家庭任せでは、必ず差が生まれる

体づくりが家庭任せになっていないでしょうか。

保護者は本気です。
お弁当も工夫している。
補食も準備している。

しかし、

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  • 家庭によって知識が違う
  • 食欲に差がある
  • 経済状況も違う
  • 本人の意識も違う

この状態で体づくりを「個人戦」にしてしまうと、
必ず差が生まれます。

これは、誰かの責任ではありません。

仕組みがないだけです。

3.補食タイムがチームの文化の一部となった理由

私がサポートしてきたある高校野球チームでは、
すでに「補食タイム」がありました。

これは私が提案したものではありません。

監督が体育学部出身で、
栄養の基礎知識を持っていたこともあり、
「食べることも練習の一部」という考えが
もともとチームにありました。

私が関わったのは、その“意味づけ”です。

なぜ食べるのか。
なぜ今なのか。
夏の大会で戦う相手は、どんな体をしているのか。
その相手に勝つために、どんな準備が必要か。

さらに、

「準備」と「リカバリー」

これは、私がラグビーチームでも
日々選手に伝えているテーマです。

食事は、練習を支える準備であり、
次の練習のためのリカバリーでもある。

プロ選手の実際の食事の様子や、
コンディショニングへの考え方も共有しました。

すると、

補食タイムは“作業”ではなくなりました。

意味を持ち、
選手の行動が変わりました。

練習以外の時間の使い方、
日常の食事への向き合い方が変わっていったのです。

補食タイムに差し入れの肉まんを食べる選手。

過去にいろんな栄養講座をやってきましたが、実際に選手がご飯を盛り付けて、普段の食べていると思っている量と実際の量に差はないかなどもチェックしました。

4.積み重ねが、結果を変える

私が初めてサポートに行った時そのチームは、部員8人でした。
夏の大会では、他の部活の選手にライトを守ってもらい試合に出場することもありました。
毎年10人前後の、いわゆる“弱小チーム”でした。
野球の経験がない選手もいました。

しかし、5年かけて少しずつ変化しました。
監督の考えに賛同した各分野のプロによるサポート。
プロ野球選手にも指導しているコーチによる打撃指導、投球指導。短距離走インカレチャンピョンによるスプリント指導。甲子園出場チームのサポート経験をもつメンタル指導体のとケア。体の使い方を学ぶムーブメントトレーニング。そして、プロのラグビーチームをサポートしている私の栄養サポート。
(めちゃくちゃ贅沢。笑) こんな公立校あまりないと思います。

選手や監督の頑張りはもちろん、そこに各分野のプロが少しアイデアやヒントを提供することで、選手たちの意識はもちろん、パフォーマンスが変わり、負けてばかりいたチームが練習試合でも勝てるようになり、ものすごい勢いでチームはレベルアップしていきました。

補食タイム。
準備とリカバリーの徹底。
毎日の体重測定と記録
体づくりとパフォーマンスの目標設定とフィードバック

その積み重ねが、

夏の大会での初勝利へとつながり、
さらに大学でも野球を続ける。
さらには独立リーグへ進む選手を輩出するまでになりました。

体づくりは魔法ではありません。

文化です。

監督自らがカレーを作る食事会。そのほか、BBQやマネージャーさん手作りのおにぎりetc.など食事もチームづくりの一部を担っていました。

5.強いチームは、栄養を設計している

強いチームは、
感覚ではなく、設計で体づくりをします。

✔ 目標体重を共有する
✔ 食べる意味を理解させる
✔ 準備とリカバリーを徹底する
✔ 家庭任せにしない

練習時間を増やす前に、

どんな体で戦うのか。
どう準備し、どう回復するのか。

ここを整えることが、
結果を変える第一歩になります。

私立の強豪校は寮生活で、食事も管理栄養士がメニューを立て、コーチがご飯量を記録する。このようなチームに勝っていくのはなかなか大変だと思います。この選手たちは、半ば強制。いやでも食べなければなりません。いやでも体は大きくなるでしょう。確かに練習も食事も環境は整っています。
それでもこのようなチームと夏の大会では当たる可能性があり、甲子園に出場するには、このようなチームに勝たないといけません。

まずは、練習を一生懸命やるだけでなく、このようなことを選手も指導者も理解し、その上でチームでできることを考え、練習以外の時間の過ごし方も考えていかなければならないのではないでしょうか?

選手の頑張っている姿を見たり、試合での結果が変わってくると、不思議と保護者のみなさんの熱量もアップ。差し入れの内容も変わってきます。笑

6. もし、チームでこんな課題があるなら

  • 体づくりが個人任せになっている
  • 補食がバラバラ
  • 食が細い選手が多い
  • 夏に向けた設計が曖昧
  • 数字を追えていない
  • ピリオダイゼーションを設定していない
  • 試合時間に合わせての1週間前からのルーティーンが決まっていない

もし一つでも当てはまるなら、

一度、チーム単位で整理する時間をつくることが、
大きな一歩になります。

栄養はレシピではなく、戦略です。

チームの方向性に合わせた
栄養講習・保護者向けセミナーも行っています。

「今のやり方でいいのか」
と感じている指導者の方は、
一度ご相談ください。
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