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なぜ私は「何を食べればいいか」を簡単には教えないのか 〜食事を頑張っているに、選手が変わらない理由〜
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「何を食べたらいいですか?」
これまで、何度も受けてきた質問です。
そして最初に伝えておきたいのは、
私はこの質問に答えられないわけでも、アイデアがないわけでもありません。
一人ひとりの競技や体格、練習量、生活リズムに合わせて、
「こういう選択肢がありますよ」
「この状況なら、こんな組み立てもできますよ」
という提案は、いくらでもできます。
それでも私は、
「何を食べればいいか」だけを切り取って、無料で伝えることはしていません。
目次
何を食べるかは大切。でも、それはゴールではない
誤解を恐れずに言うと、
何を食べるか自体は“答え”ではありません。
もちろん、
栄養的に望ましい考え方や、
競技や時期に合った選択肢はあります。
ただ、それらはすべて、
- 達成したいゴールや目的は何か
- 今、その選手が何に悩んでいるのか
- それが本当にパフォーマンスアップにつながるのか
これらが整理されて、初めて意味を持ちます。
家庭環境も、
練習時間も、
使える時間も、
毎日違います。
毎日、毎食、
同じものを完璧に食べ続けられる選手はいません。
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だからこそ、
「このメニューが正解」
「これを食べればOK」
という考え方は、現場では長続きしないのです。
私は、
「毎日3食、これを食べていれば大丈夫だよ」と、
引退する日までメニューを渡し続けるつもりはありません。
なぜなら、
いずれ自分で考えなければならない日が必ず来るからです。
もし毎日、毎食、細かくアドバイスするとしたら、
それはアスリートの奥さんと結婚したときか、
自分の子どもに対してだけでしょう。
だから私は、
「これを食べたらいいよ」という指導は、
あえてほとんどしていません。
その質問の裏に、どんな悩みがあるのか
「何を食べたらいいですか?」と聞いてくる選手は、
多くの場合、こんな悩みを抱えています。
- 今の体でいいのか不安
- 頑張っているのに結果が出ない
- 周りと比べて焦っている
- 何から手をつければいいか分からない
私はまず、
その背景を探るところから始めます。
質問そのものよりも、
「なぜ、その質問が出てきたのか」
そこにヒントがあるからです。
私が必ず「ワンクッション」入れる理由
私のサポートでは、
いきなりメニューやレシピの話には入りません。
まず一緒に整理するのは、
- 今、何に困っているのか
- 共通の課題はどこにあるのか
- 目指すべきゴールは何なのか
これを確認した上で、初めて
「この状況なら、こういう食事の考え方が合いそうですね」
「ここは、こんな使い分けができますよ」
と具体的な提案をします。
このワンクッションがないと、
どんなに正しいアドバイスも続かないからです。
ここまで読んで、
「まさに今、これで悩んでいる」と感じた方へ。
私は、
・メニューを渡して終わり
・一時的なアドバイス
そういった関わり方はしていません。
選手本人が考え、調整できるようになるまでを
一緒に整理するサポートを行っています。
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「食事でパフォーマンスを上げる」への違和感
私は、「食事でパフォーマンスを上げる」という表現に、
少し違和感があります。
パフォーマンスを高める一番の要素は、
トレーニングそのものです。
どれだけ良い食事をしても、
練習をしなければ競技力は上がりません。
食事は主役ではありません。
トレーニング効果を最大化するための準備とリカバリーです。
睡眠や水分補給も含めて、
「次の練習・試合に、どうつなげるか」
そのための土台に過ぎません。
本当に必要なのは、使い分けと調整力
毎日は、同じ条件ではありません。
- 練習量が多い日
- 疲労が抜けていない日
- 試合前
- オフの日
*こここでは書ききれないほど、食事を組み立てるときに考えなければならないことがたくさんあります。
その都度、
「今日はどうするか」
「何を優先するか」
を考え、選べる力。
これが、
自己管理能力であり、調整力だと思っています。
言われたものをそのまま食べるだけでは、
環境が変わった瞬間に、何もできなくなってしまいます。
無料で「何を食べたらいいか」を教えない理由
今は、
レシピも、食材も、栄養情報も、
探せばいくらでも手に入ります。
その中から、
選手自身が選べばいいとも思っています。
だから私は、
「何を食べたらいいか」「このレシピが正解」
という部分だけを切り取って伝えることは、
他のやりたい人に任せています。
私が関わりたいのは、
その情報をどう使うか、どう判断するかの部分です。
私がサポートしたいこと
私がサポートしたいのは、
メニューを決めることではありません。
- なぜそれを選ぶのか
- どう変えればいいのか
- 次はどう調整するのか
選手自身が考え、行動し、修正できるようになること。
それができれば、
環境が変わっても、競技が変わっても、
一生使える力になります。
もし、今こんな悩みがあるなら
- 何を食べさせればいいか迷っている
- 言っても続かない
- 正解探しに疲れている
- 選手に主体性を持ってほしい
そんな方がいれば、
一度お話できれば嬉しいです。
私は、
「何を食べればいいか」だけを知りたい相談は受けていません。
その代わり、
- 考え方を整理したい
- 選手の主体性を育てたい
- 食事・睡眠・練習をつなげたい
そんな想いがある方とは、
時間をかけて向き合っています。
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最後に
食事は大切です。
でも、それ以上に大切なのは、
考えて、選んで、使い分ける力。
それが、
選手を長く支える本当の土台になると考えています。
こちらの記事もご参考に。
ハイパフォーマンスチームとしての活動 - ほりさんの食選択応援Blog
スポーツ栄養 アスリート 必要な栄養
これが私がラグビーチームで行っている仕事内容でもあります。