チビリンピック2024 サッカー・陸上・親子マラソン・お楽しみブース 大会の盛り上がりを振り返る
目次
大会を盛り上げる才能無限大の子供たちと豪華なアスリート
2024年5月5日「JA全農2024 チビリンピック」が日産スタジアム・横浜市港北スポーツセンターで開催されました。チビリンピックは「スポーツを通じて子どもたちの健やかな心身の成長と親子のふれあいを応援すること」を目的に春は毎年「子供の日」である5月5日に、冬は2018から「全農杯全国小学生カーリング選手権大会」という形で開催しています。豪華なアスリートのみなさんと触れ合う時間やアドバイスを直接受けることで、子供たちの競技力向上と夢を応援しています。そのようなすばらしい大会に私は、「お楽しみ広場」のブース紹介と栄養の話をするという形で参加させていただきました。
大会の盛り上がりと子供たちの活躍を振り返る
2024年のチビリンピックでは、「親子マラソン・50m走・100m走・ミニマラソン・小学生8人制サッカー・卓球・一輪車など」の競技が開催されました。また、「お楽しみ広場」では、全国から「集まった農産・畜産物や食事」を楽しむことができ、「豪華なアスリートのみなさんと行う餅つき大会」も開催されました。
(ゲストの高橋尚子さんと子供がハイタッチしている様子*JA全農ホームページの写真引用)
親子マラソンでは、小学1-3年生の子供とその保護者の方が会場に特設された1kmのコースを各自のペースでゴールを目指し、楽しく走っていました。大会は学年別で1年生・2年生・3年生の親子、各300組600人が参加しました。
(JA全農ホームページの写真引用)
そのほか、小学生4-6年生の子供は、ミニマラソン大会という形で学年別に2kmのコースを走ります。今年は、4年生の部で6分49秒の大会新記録が生まれました。また、4年生の部で優勝した子供と6年生の部で優勝した子供は、なんと兄弟でした!インタビューも感動的で、「箱根駅伝で兄弟で襷をつなぐ」という亡くなったおじいちゃんとの夢の実現に向け、これからも頑張っていくとのこと。怪我に気をつけ、これからも頑張ってほしいですし、応援しています。10年後のお正月がもう楽しみですね。
また、陸上競技場では、小学生1-3年生の子は50m走。4-6年生の子は100m走の競技が開催されました。予選を行い、各予選を勝ち抜いた8名が優勝目指して、頑張りました。うれしい涙も悔しい涙もとても印象的でした。すばらしい競技場で戦うという点でも、みんないい思い出になったのではないでしょうか。
(全農広報部 スポーツ応援Xの写真引用)
(全農広報部 スポーツ応援Xの写真引用)
一輪車では200mの距離を全力でペダルを漕いでみんな頑張りました。
PK戦までもつれ込んだ白熱した「JA全農杯 全国選抜小学生サッカー大会決勝
北海道・東北・関東・北信越・東海・関西・中国・四国・九州、9つの地区予選を行い、その勝者16チームが5月5日の決勝を目指して、しのぎを削りました。決勝の舞台まで勝ち上がった2チームは「レジスタFC(埼玉)」と「川崎フロンターレU-12(神奈川)」でした。試合は、延長戦までもつれ込み、それでも決まらず最後はPK戦で決着しました。試合の解説は、日本代表でも活躍され、現在テレビでも活躍されている「北澤豪」さんが務めておられました。北澤さんもおしゃってましたが、日本の小学生8人制サッカーのレベルは世界トップクラス。私は、試合を見ていて、子供たちのトラップやドリブルなどの技術の高さに非常に驚きました。普段から、みんな練習頑張っているんだろうなと感じ、その成果をプレーの合間に垣間見ることができました。プレーしている子供も応援の保護者も熱くなる。そのような白熱した試合でした。
(JA全農ホームページの写真引用)
PK戦を制し、「レジスタFC」が2年連続5回目の優勝を果たしました。とても、うれしそうでみんな素敵な笑顔ですね。勝者もいれば、もちろん敗者もいます。今回は、PK戦という形だったので、PKを外した選手にとっては、とても残酷な思い出として、しばらく残ると思います。ただ、この選手は、「ここからの頑張り次第で、将来、日本代表に選ばれ、でワールドカップでゴールを決める。」そのようなシーンが見られるのではないかとも思いました。この悔しさを忘れずに、これからも頑張ってほしいです。いつか笑い話に変わる日が来るくらい、将来活躍してほしいです。この決勝戦のピッチに立った選手、そして、惜しくもこの決勝戦までに辿り着けなかった選手、みんなすばらしい才能を持ち、これからの努力次第で、世界で活躍する選手になれるポテンシャルを秘めています。現時点でも、ものすごく技術力が高く、自信を持ってほしいです。だからこそ、今後、怪我なく、サッカーを好きな気持ちを忘れず、次のステージでも頑張ってほしいです。そのためには、今のうちからやらないといけないことは、練習以外にもたくさんあります。私は、プロの選手もたくさん見てきましたが、その中で活躍する選手はまた一握りです。そして、活躍するプロのアスリートには共通点もあると考えています。そのベースとなる部分は、子供の頃の影響が大きいので、今、この瞬間も将来活躍するために過ごしてほしいです。https://hori3.com/archives/3135
世界で活躍された石川佳純さんのプレーが見られる貴重な卓球大会
横浜市港北スポーツセンターでは、卓球の大会が開催されました。ホープス(6年生以下)・カブ(4年生以下)・バンビ(2年生以下)のカテゴリー男女別で戦い、それぞれ優勝目指して頑張りました。今年の大会では、なんと「石川佳純」さんがゲストで参加され、デモンストレーションが行われました。小さい時に、世界で活躍した選手のプレーが見ることができることは、本当に貴重な経験で、今後の活躍につながるヒントがたくさんあったのではないでしょうか。子供たちにとっても、保護者の方にとっても素敵な思い出になったこと間違いなしです。この大会に参加された子供の中から、将来の石川佳純さんのように世界で活躍する卓球選手が誕生してほしいと願っています。
(JA全農ホームページの写真引用)
現在、石川佳純さんは、「47都道府県サンクスツアー」を開催されています。こちらのサンクスツアーは、これまでに石川佳純選手が卓球を通じて経験した卓球の魅力、スポーツの楽しさを、全国各地に石川佳純さんが訪ね、みなさまとの直接の交流を通じて、その想いを伝えることを目的として企画されました。卓球を頑張る子供たちにぜひ、参加してほしいツアーですし、今後、子供たちが活躍するためのきっかけや学びとなること間違いなしです。スポーツ問わず、どの分野でもプロの方に教えていただくことが、成長するための近道だと思います。https://kasumi-thankstour.com/
JA全農チビリンピック2024では、今後の可能性を秘めた子供たちの頑張りとその保護者の方、応援している方の熱い気持ちを見ることができ、私も非常に有意義な時間でした。2025年5月5日に開催されると思います。競技力問わず、大会に参加することで得ることができる環境が揃っており、ご家族での良い思い出にもなると思うので、チャンスがある方はぜひ、参加を検討してみてください。https://www.chibirinpic.com/
チビリンピックを支える豪華なアスリートのみなさん
チビリンピックは、子供たちの頑張る姿を見ることもとても魅力的ですが、大会を応援する豪華なトップアスリートのゲストの方も非常に魅力的です。こんなトップアスリートのみなさんが集まること自体が貴重でもあり、そのような方々と交流できるという点もすごいことだと思います。
2024年のチビリンピックのゲストのみなさんはこちら
- アニマル浜口さん(レスリング)
- 浜口京子さん(レスリング)
- 北澤豪さん(サッカー)
- 高橋尚子さん(陸上)
- 吉田沙保里さん(レスリング)
- 石川佳純さん(卓球)
- 武井壮さん(陸上十種競技・ゴルフetc.)
世界で活躍されたアスリートのみなさんを間近で見ることができる。それだけで、私もテンション爆上がりでした。みなさん、オーラが半端ない。子供たちにとっても、アスリートのみなさんと触れ合うことは、今後も輝かしい思い出になるでしょう。
大会を盛り上げる「お楽しみ広場」アスリートのみなさんと餅つき大会
(日刊スポーツ記事の写真引用)
チビリンピックでは、JA全農さんと生産者、出展者の方々のご協力もあり、「お楽しみ広場」という特設ブースがあります。お楽しみ広場では、全国各地の美味しい農産物・畜産物、そしてそれらを使った料理や飲み物、スイーツなどが楽しむことができます。また、メインのイベントとして、子供たちに「食べ物」のすばしさを伝え、健全な成長を願うことを目的に「餅つき大会」が開催されました。1日計4回、それぞれ、アスリートのゲストの方が交代で参加し、抽選で選ばれた10人の子供たちと一緒に餅つきを行いました。このつきたてのお餅もブースで食べることができます。各回、アスリートのみなさんの勝負めしや餅に関するエピソードなどもたくさん聞くことができ、大変、盛り上がっていました。
(日刊スポーツ記事 写真引用)
石川佳純さん監修「かすみんカレー」を紹介
ここまで、参加者のみなさんとチビリンピックを楽しむほりいでしたが、管理栄養士の私が今回、参加させていただいたのは、「お楽しみ広場」の各ブースを周り、栄養素や食べるタイミングなどをみなさんに紹介するというお仕事でした。
石川さんのカレーブースでは、なんと石川佳純さん、ご本人とこだわりの「かすみんカレー」を紹介させていただきました。こちらのカレーは、国産の豚肉や野菜を中心に材料だけでなく、味にもこだわった石川さん渾身のカレーです。「小さなお子様から、ご高齢の方まで誰にでも楽しめる味で、何回食べても食べ飽きない味を目指して」作られたそうです。
私も家で美味しくいただきました。当日のブースも大盛況で、午後には売り切れになっていました。
カレーライスはリカバリーにうってつけ
パフォーマンスを最大限発揮するためには、日々の「準備」と「リカバリー」が大切だと、常に言っておりますが、「カレーライス」はトレーニング後の「リカバリー」にうってつけの食べ物です。トレーニング後は、なるべく早く「糖質」&「タンパク質」&「水分」を十分に摂取することが大切なのですが、カラーライスは、その条件を満たす料理の1つです。また、カレーライスでは、「肉や魚介類などの良質なタンパク源」を摂取できるだけでなく、野菜やきのこ、芋類も同時に摂取でき、「ビタミン&ミネラル」の摂取もできます。また、栄養素の中には、「水溶性のビタミン」など、水に溶けやすい栄養素もあるのですが、カレーライスでは、そのような栄養素もルーに溶け込み、「無駄なく摂取できる」点も魅力的です。カレーライスにすれば、ごはんもしっかり食べることができ、「十分に糖質も摂取できます。」また、疲れた時でも、「香辛料の香りで食欲が増進し、必要な栄養素をしっかり摂取することができます。」こちら以外にも、「カレーライス」には、リカバリーに魅力的な理由がたくさんあります。
カレーライスは「脂質」も多いため頻度や食べるタイミングには注意
カレーライスは、リカバリーにうってつけで、日々の体づくりにも役立つ食べ物なのですが、「脂質」も多く含まれます。消化吸収に負担が大きい食べ物でもあるので、試合前日の夕食や試合当日の朝食、夜が遅くなっていしまった時の夕食では、避けた方が無難だと考えます。また、試合後、選手によっては、緊張や疲労から内臓機能が低下している可能性もあるので、体調を見ながら、食事内容は調整しましょう。https://www.zfc-shop.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?shop=0&pid=OP201050&vid=&cat=&swrd=&srsltid=AfmBOoo48IIgCvLEdtxUH6xdRtbqDwZzECoZ6nh4XeE6YuYFQy08fVTf
ブースには、日々の「準備」や「リカバリー」に最適な食べ物がたくさん
「お楽しみ広場」には、運動時や日々の体づくりに最適な食べ物がたくさんありました。「糖質&タンパク質&ビタミンB1」が同時に摂取でき、運動後のリカバリーに最適な「豚丼」や「糖質がしっかり摂取できて、脂質が少ない」が少ないことから、運動前のエネルギー補給に最適な「おにぎり」。そのほか、「餅」・「果物ゼリー」・「干し芋」・「ドライフルーツ」・「牛乳」などを紹介させていただきました。栄養は「何を食べるか?」だけでなく、「いつ食べるか?」も非常に重要です。プロの選手には、試合や練習の時間からが逆算して、食事を組み立てるように指導しています。それだけ、「タイミング」が重要なのです。https://hori3.com/archives/3094
当日は、昨年まで、「diana」(横浜DeNAベイスターズ パフォーマンスチーム)のエースチアで、現在、タレントやMC、モデル、ダンススタジオ代表など、マルチに活躍されている「宇野乃さらさ」さんhttps://www.instagram.com/akubi_srs/と「元園芸王国山形キャンペンガール」で、現在、全農さんでPR活動等で活躍されている「金澤優子」さんと各ブースを周り、食べ物を紹介させていただきました。美女2人に囲まれ、私は緊張より浮かれておりました。笑
また、つきたての餅を提供するブースでは、高橋尚子さんとも、「餅の栄養素」や「運動前に食べるメリット」などを紹介させていただきました。オリンピックで金メダルを獲得されたトップアスリートの高橋尚子さんは、栄養の知識も豊富で、試合前日の夕食や試合当日の朝食もしっかり考えておられ、試合前の「準備」から、すばらしい取り組みをされておられました。短い時間でしたが、子供たちだけでなく、アスリートのみなさんにも聞いてほしい内容でした。私が印象的だったのは、「試合前は、白い物をおかずに、白いものをたくさん食べる」、「試合前はいつも白い食卓だった」という高橋尚子さんのお話です。試合前のエネルギー源を十分確保するために、非常に重要な内容かつ、非常にわかりやすい表現だなと思いました。「白い餅をおかずに、白いうどんと白いごはん」を食べる。みなさんは、ここまで徹底的に食事から準備していますか?試合でパフォーマンスを最大限発揮したいなら、ここまで突き詰めてやっていきましょう。世界で活躍するアスリートは、「何も考えなくてもできてしまう天才か」、「トレーニングだけでなく、栄養や睡眠にもこだわり、突き詰めて考え、自分の調整法を確立し、継続している」選手のどちらかだと思います。ジュニアアスリートのみなさんも、「練習だけでなく、栄養や睡眠など、日々の私生活からも競技力向上に向け、取り組んでほしい」ですし、保護者の方も、その内容を理解し、私生活面では、「子供たちを支える1番のサポーターでもあり、コーチ」でもあります。そのつもりで、栄養や睡眠の取り組みからも子供たちの活躍のために、一緒に戦い、協力をしてほしいです。
トップアスリートの方と一緒に仕事させていただき、私自身も大変参考になりましたし、良い思い出になりました。アスリートとしてだけでなく、テレビでも活躍されているゲストの方ばかりだったので、「場の盛り上げ方や話し方」・「子供たちとの接し方」そして、「オーラや姿勢」など、学ばせていただきました。ありがとうございました。