スポーツ栄養 食事

シンガポール研修まとめ〜学んだこと〜

2019/10/31

あっという間の6日間。

とても有意義で貴重な時間を過ごすことができました。

 

やれば意外となんとかなる!!

このシンガポール研修で学んだことは

「やれば意外となんとかなる!!」

  • 英語も身振り、手振りでなんとか伝えることができた。
  • 市場やスーパーで食材を必要な分だけ調達することができた。
  • 初めての調理場でも調理をすることができた。
  • 15人分の食事を時間内に提供できた。
  • 現地の食事も楽しむことができ、体調もすこぶる良好。
  • いろんな手段を使い、移動も問題なし。

手探りでも、必死にもがけば、意外となんとかなる

少し、自信をつけることができました。

 

想定外も想定内

海外に行けば、日本では当たり前のようなことも当たり前ではありません。

今回もあらかじめイメージしていた食材が、購入できませんでした。

豚肉も日本のスーパーのようにカットしてもらえず、

ブロックで購入したり、準備していたはずの食器などが

いつの間にかなくなっていたりといろいろありました。

 

「臨機応変にその場でベターな選択をする力」

海外では特にこのような力が必要だということを学びました。

以前、本田圭佑選手が雑誌で言っていた「想定外も想定内」。

海外で活躍するためには、あらゆることを想定して準備する必要があるということ。

 

そして、たとえ想定外のことが起きたとしても、

冷静に今できることを選択し、前に進んでいくしか道はない。

また、そのような状況でもベターな選択をするためには、

自分の引き出しを増やすこと。

 

今後の課題は、引き出しをひとつずつ、増やしていき、

ベターな選択をする判断力を養っていくことだと感じました。

 

責任感

今回初めて、自分が作った食事を選手が目の前食べるという経験をしました。

選手の表情や意見がダイレクトに返ってくるのでドキドキでした。

 

喜ぶ選手たち

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どうやら選手たちには満足していただけたようです。

ありがとう。

 

選手たちの食べている姿を見て、やりがいと栄養士としての喜びを感じました。

それと同時に、責任感も強く実感しました。

 

自分が提供したもの次第で

「選手のパフォーマンス・選手生命に影響を与えてしまう」

このことは忘れてはなりません。

 

選手が今まで積み重ねてきた努力、

想いをたった1回の食事でぶち壊すことはできません。

衛生管理はもちろん、現地の食材選びなどから

食事のプロとして考えていく必要があることを再認識しました。

 

海外に行ってわかった日本食の良さ。

今回海外に行って、改めて日本食は素晴らしいと感じました。

その理由は、日本食は栄養バランスが整えやすいからです。

 

シンガポールの栄養士さんも話しておられましたが、

海外での食事ではワンプレートの物が多いため、野菜が不足しがち。

そして丼や麺類が多く糖質に偏りがちになってしまう。

 

しかし、日本食は「主食・主菜・副菜・汁物」と品数があるため、

これらを揃えることで自然と栄養バランスは整ってきます。

 

また、丼や麺類のようにワンプレートのものだと、

食べやすいので食事をかき込むように食べてしまいがち。

それに比べ、和食だと食器を持ち、食べ物を変えるたびに自然と「間」ができるため、

よく噛んで食べることを意識しやすいとうメリットもあります。

 

もちろん海外には日本にはない、美味しい食べ物がたくさん。

遊びに行く時は食べたいものを食べたいだけ食べるのがいいと思います。

 

だからこそ、普段の食生活が大切です。

日本に住むことができるということは恵まれていること。

なぜなら、スーパーなどの食環境は充実しているし、自然と和食にも馴染みが深いからです。

 

健康面にしてもアスリートの栄養面にしても、日本は環境に恵まれているからこそ、

食事は世界と比べて選手の武器となるのではないかと考えています。

環境の良さを生かすのも潰すのも栄養士次第。

 

「選手に寄り添ったサポートをして、食事面から選手の力になりたい。」

改めてそのような想いが強くなりました。

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シンガポール最高。

今度はゆっくり遊びに行きたいな。

そして、マリーナベイサンズに泊まるぞ。

以上、シンガポール海外研修についてでした。

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