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試合前の食事で差がつく!高校生アスリートの食べるべきメニューとは?

2025/04/16

高校球児だった僕が“今ならこうする”と考えた、夏の大会中の食事戦略

大切な試合を前に、
「一体、何を食べたらベストなコンディションで臨めるんだろう?」
そう思ったこと、ありませんか?

食事ひとつで、当日のパフォーマンスは大きく変わります。
だからこそ、今まで積み上げてきた努力を一試合で出し切るために、
“試合前の食事”をおろそかにはできません。

今回は、僕自身の経験をもとに、夏の大会中の食事についてご紹介します。

テーマ:高校球児における夏の大会中の食事

ちょっとだけタイムスリップします。
舞台は10年前、富山県。
高校3年の僕(当時:身長166cm・体重56kg)が、
最後の夏の大会に挑んでいた時の生活を再現しながら、
今の栄養士としての視点で「理想の食事プラン」を考えてみました。

もちろん、野球以外の競技にも応用できますので、
中高生アスリートの方や、保護者の方もぜひ参考にしてみてください。

 

テーマ「高校球児における夏の大会中の食事について」

今回は10年前の夏を振り返り、

自分が高校球児に戻ったつもりで、

最後の大会期間をどのように過ごすかを

イメージしてみたいと思います。

シチュエーション設定

  • 年齢:18歳(高校3年)

  • 時期:7月中旬(夏の県大会期間)

  • 競技:野球(富山県夏季高校野球大会)

  • 家族構成:父・母・祖母・妹の5人家族

大会期間中のスケジュール例

試合当日(第2試合=11:00開始想定)

 

時間 行動内容
5:45 起床
6:00 朝食(主食+タンパク質中心)
6:25 出発
7:00 学校集合・個別アップ
7:10 全体アップ・キャッチボール
7:45 フリーバッティング
8:30 片付け・移動開始
9:00 球場到着
9:10 補食(おにぎり・バナナなど)&休憩
9:30 球場外アップ開始
10:30 球場内アップ・キャッチボール
10:40 シートノック
11:00 試合開始!

練習・授業がある平日

 

時間 行動内容
6:45 起床・朝食
7:30 学校へ出発
8:45 授業開始
11:45 昼食(お弁当)
16:00 放課後練習
19:30 練習終了
20:30 夕食
21:00 自主練
22:00 授業の予習
23:30 就寝

10年後の今だからこそ言える

「もし戻れるなら、こう食べたい」

当時はただ「たくさん食べることが正解」だと思っていましたが、
今思えば、食べるタイミングや栄養バランスこそが勝負の鍵でした。

  • 朝は炭水化物中心+消化に良いタンパク質で「動ける体」を作る

  • 試合直前はエネルギー補給に特化した補食を活用する

  • 試合後は糖質+たんぱく質でしっかりリカバリー!

そんな工夫ができていれば、あの時もっとパフォーマンスを発揮できたかもしれません。

次回予告

次回は、「試合前の食事で本当に大切なこと」を
もう少し深掘りして、お届けします。

「試合3時間前に何を食べるのがいいのか?」
「緊張で食欲がないときはどうする?」
といったリアルな悩みにも触れていく予定です。

“食べ方”で差がつく!高校生アスリートのパフォーマンスを引き出す試合前食事法 - ほりさんの食選択応援Blog

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