スポーツ栄養 食事

シンガポール研修4日目〜いよいよ調理開始〜

2019/10/31

いよいよアルビレックス新潟inシンガポールの選手たちに食事提供。

「やっぱり和食を食べたい」という選手たちの声をもとに

チームで話し合い献立を作成。

選手たちに喜んで食べてもらえるか、ドキドキ。

 

まずは食材の買い出しへ

必要な食材を求め、まずはチョンバルマーケットへ。

市場

 

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食材が豊富なチョンバルマーケット。

野菜や果物は日本で買えるものはほとんど揃っており、買い出しは順調。

値段は日本とあまり変わらず。

ただやはり、現地のスーパーより市場の方がお得。

 

今回は予算も決まっており、なるべく必要な量だけ欲しいので、慣れない英語で交渉。

かぼちゃやごぼうをカットして売ってくれました。

市場のおばちゃんありがとう。

また、サービスで空芯菜もくれました。

 

魚

魚やエビ、カニも豊富に揃っていました。

魚は何の魚かわからず、買いませんでした。

なかなか海外で魚を調理するのは難しいですね。

 

そして、肉を求め、市場を散策。

生姜焼き用の豚肉のような薄切りのものが欲しい。

しかし、どうやらそのようなサービスはなく、豚肉をブロックで購入。

自分たちで切るしかない!!

どこの国でも便利なダイソー

あとは調味料。

現地のスーパーで購入しようと考えました。

しかし、醤油や味噌なども余るし予算も足りない。

 

そんな時、便利なのが100円ショップ。

シンガポールにはダイソージャパンが10店舗ほど展開しています。

店内は、多くの人でにぎわっていました。

醤油や酢、カレー粉、また調理で必要なサランラップなど購入。

ラップがなかなか見つからず、店員さんにも伝わらず大苦戦。

FOOD WRAPっていうんですね。

 

また、砂糖もなく、グラニュー糖で対応。

味噌もインスタントラーメンの味噌味のスープで対応。

調理する際、液体スープの味噌を想像していたら、

まさかの粉末タイプ。

日本のインスタントラーメンの凄さを再発見。

 

食器や盛り付けに必要な道具もダイソーでかき集め

なんとか無事に買い出し終了。

テーブル大工コーナーや裁縫コーナーでかき集めた盛り付けセット。大きな皿がなくても大丈夫。

改めて、100円ショップの便利さを実感。

昔に比べ、食材の品揃えも豊富でアイデア次第で充実した生活が送れると感じました。

 

いざ調理開始

買ってきた食材をもとにいざ調理開始。

想像していた食材とは違うものもありましたが、そこはその場で臨機応変に対応。

さて、どのような味になるのか。

そして、時間内に終わるのだろうか。

 

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ついに渾身のライスボール完成

買ってきた食事をもとになんとか選手たちの食事が完成。

回復食

 

おにぎり

 

おにぎり

トマト

きゅうり

メインはサッカーボールをイメージしたライスボール3種類

  • ライスボール1号・・・生姜焼きときんぴらを混ぜ込んだ日本らしい味に。
  • ライスボール2号・・・エビとほうれん草をカレー風味で。
  • ライスボール3号・・・豚肉とニラをちょいピリ辛の味噌味に。

試合後の回復食ということで疲れていても、食べやすいようにおにぎりにしました。

おにぎりなら箸入らず!!

 

また、お米がすすみやすいよう、少し濃いめの味付けを意識しました。

カレー風味やピリ辛にすることで食欲増進も作戦のうち。

生姜焼きときんぴらは男の子の鉄板。

組み合わせたら予想以上にいい感じ。

炭水化物もたんぱく質も同時に摂取できる。

 

箸休めと食事から水分補給ができる副菜たち

おにぎりの箸休めとして4種類の副菜を用意。

これまた箸を使わずに手軽に食べられるものにしました。

また、箸休めと食事からの水分補給もねらい。

  • やみつきトマト
  • やみつききゅうり
  • ひとくせさつまかぼちゃ
  • パイナップル

やみつきトマトトマト

湯むきしたトマトを酢とグラニュー糖、塩で漬けたもの。

味をしみこませるために移動中もポリ袋に入れて保管。

さっぱりしていて暑熱環境では抜群の1品。

 

やみつききゅうり

きゅうり

きゅうりをごま油、グラニュー糖、塩、唐からしで漬けたもの。

これまたピリ辛で箸が止まらない。

またきゅうりは95%水分。

食事からの水分補給も意外と重要なポイント。

これまた移動中はポリ袋で味をしみこませました。

 

ひとくせさつまかぼちゃは

一口サイズに切ったサツマイモとかぼちゃを茹で、わさびマヨネーズを和えたもの。

サツマイモやかぼちゃは糖質が豊富でこれまたグリコーゲン回復にはよし。

 

そしてパイナップル。

疲労回復効果が期待できるビタミンCが豊富。

そして、熱帯のシンガポールでは市場にもたくさんあり、値段も安い。

その土地の環境に合わせた現地の食材は安価で栄養素も豊富なのでオススメ。

 

果たして選手に反応は・・・

選手

選手たちも大喜び!!

  • 「食べやすく、手が止まりませんでした!!」
  • 「久しぶりの日本の味に感動!!」
  • 「本当最高!!」などなど

選手たちから、うれしい声をたくさんいただきました。

用意した15人分はあっという間に完食。

生姜焼き・きんぴらのおにぎり。

そしてやみつきトマトが大人気でした。

 

自分が作ったごはんを美味しいといって食べていただけることは、本当にうれしいことです。

栄養士になってよかったと実感。

そして選手に寄り添った栄養士になり、食事から力になりたいと改めて強く思いました。

記念撮影お礼にタオルGet!!

 

買い出しから調理まで想定外のこともありましたが、やればできる。

そういった自信をつけることができました。

将来的には海外に帯同して食実サポートもやっていきたいです。

次回は保護者向けセミナーの様子を報告します。

シンガポール研修5日目~食事からの水分セミナー〜 - ほりさんの食選択応援Blog

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