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高校野球の体づくりを変える!“食の自立”が強い選手を育てる理由

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1. 「食べているのに、体が変わらない」の理由

「ちゃんと3食食べているのに、体重が増えない」 「栄養は気をつけているつもりだけど、体がかわらない」

そんな声を、私はこれまで多くの選手や保護者から聞いてきました。 でも、よくよく話を聞くと――

  • 朝ごはんが少ない(もしくは抜く日がある)
  • 補食が“お腹が空いたら”になっている
  • 疲れている日の食事が適当になる
  • 水分補給の意識がない
  • 寝るのが遅い

「意識しているつもり」でも、なかなか変化が出ないのは、 “自分で考えて食べる力=食の自立”が育っていないからかもしれません。

2. 食べることは、スキルでもあり、才能でもある

私は、食べる力は「スキル」であり「才能」でもあると考えています。

育ってきた環境や、小さい頃からの食習慣――そうした“下地”に差があるのは事実です。 もしかしたら、生まれ持った胃腸の強さなども違うかもしれません。でも、どんな選手でも、あとから「スキル」として身につけていくことはできます。

  • ごはんに味をつけてみる(炊き込み・混ぜご飯・酢飯など)
  • タンパク源をおにぎりや副菜・汁物にも入れて栄養価を上げる
  • 補食の回数を増やす
  • 1回で食べられないなら、分けて2回にする
  • 飲み物を工夫する
  • タイミングも意識している

ちょっとした工夫で、選手は変わります。 無理なく続けられることが、“未来の体”をつくっていくのです。

3. 高校2年半で変わる選手は、何が違う?

私がサポートしてきた選手の中で、最も成長した選手のひとりは、 「今日のごはんは500gにしてください」、「今、テスト期間で練習が短いから、お弁当のごはんは400gにしてください」と、自分から保護者の方に伝えていました。

その日どんな練習があって、 どれくらい疲れていて、 明日に向けてどう備えるのか――

彼は、毎日「自分で考えて食べる」を繰り返していたのです。

結果、3年間で体重は24kg増。球速も30km/hアップ。 そして、プロ野球選手になりました。

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もちろん、才能も努力も必要です。 でも、**「自分の体に向き合って、食べる力をつけたこと」**が、彼の未来を変えたと私は信じています。根本には、「どうしたら、野球のパフォーマンスが上がるだろう?」 それをとことん突き詰めていった結果、トレーニングや栄養にも興味を持ち、野球に打ち込んでいました。

4. 自己管理力を育てる“土台”としての食事

プロ選手の現場でも、長く活躍している人ほど、自己管理能力に長けています。

  • オフは自由に食べて楽しむけど、やるときはやるなどメリハリがある
  • シーズンの開幕に向けて、逆算して体を整える

トレーニングも、食事も、自分なりに考え調整する術を持っているのです。

高校時代に、自分で食べる量を盛り付ける。 「今日はこれを食べたい」と自分の意思を伝える。

そんな小さな経験の積み重ねが、将来の自己管理力につながり、 結果的に“パフォーマンスの向上”につながり、選手人生を伸ばす結果となるのです。

5. 食の自立が生む、“生きる力”

「食べなきゃ」じゃなく、「食べたい」「食べよう」に変わったとき、 選手の目つきは変わります。

食の自立は、体づくりだけでなく、

  • 自分の状態を把握する力
  • 未来に向かって考える力

こうした“生きる力”に、確実につながっていきます。

だから私は、すべてのアスリートに 「食の自立」をテーマにしたサポートを届けたいと思っています。

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