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第20回 全農全国高等学校カーリング選手権大会 栄養講習

2025年2月13日(木)から16日(日)に青森市のオカでんアリーナで「第20回 全農全国高等学校カーリング選手権大会」が開催されました。13日に予選を勝ち抜いた男女各5チーム、選手約40名と指導者の方々向けに、試合に勝つために、そして、今後世界で活躍するために必要なことをお話させていただきました。栄養講習の後には、青森山田高校サッカー部トレーナーのさんによる「動きの質を高めるフィジカルトレーニング講習会」が開催されました。

試合でパフォーマンスを発揮するために必要な「準備」と「リカバリー」

栄養講習では、世界で活躍するために必要な「準備」と「リカバリー」。そして、実際のスケジュールをシュミレーションしながら、試合でパフォーマンスを発揮するために必要な「準備」と「リカバリー」について、お話ししました。

試合前は「糖質」を最優先に、戦うための「準備」をしよう

試合前は、体を動かすために必要なエネルギー源である「糖質」を最優先に補給して、エネルギーをチャージすることが大切です。試合当日だけでなく、試合の前日から、しっかりと準備しましょう。また、糖質を摂取するだけでなく、「いつ」摂取するか?ということが非常に大切です。なぜなら、食べるものや飲むものによって、エネルギーに変わるまでの時間が変わるからです。パフォーマンスを最大限発揮するには、「試合開始時間から、逆算して食事スケジュールを計画する」ことが必要です。講習では、実際の試合スケジュールをシュミレーションしながら、その時に何を摂取すると良いのかをお伝えしました。

なかなかハードなスケジュール 3日間戦うための「準備」と「リカバリー」

高校生のカーリングの大会は、決勝戦まで含めると合計3 日で開催されます。予選リーグでは1日2試合行われ、連続で試合をする場合もあれば、1試合目に試合がある場合、3試合目に試合がある場合といろんなスケジュールがあり、それに対応した「準備」や「リカバリー」が必要です。1試合目だと午前中から試合があり、3試合目だと19時から試合をする場合もあります。試合時間も2時間を超えることもあり、なかなか栄養もスケジュールが立てるのが大変だなという印象です。しっかりと3日間戦うためには、試合中や試合までの会場での栄養補給戦略も大切になってくるなと感じました。

カーリング選手を支える「もぐもぐブース」

全農さんのご協力もあり、カーリングの大会では、選手たちが栄養補給できるように「もぐもぐブース」という補食スペースが準備されています。選手たちは、おにぎりをはじめ、飲料やゼリー、ドライフルーツやグミ、さらに味噌汁など様々な食べ物から、「準備」や「リカバリー」をすることができます。

「全農ホームページ」参照

日刊スポーツ新聞 オンラインニュース 参照

選手のみなさん4日間お疲れ様でした!

ここから更なる飛躍を願って

栄養講習では、試合中にパフォーマンスを発揮するために必要なこともお伝えしましたが、選手たちの更なる飛躍と成長を願い、普段の生活からやってほいしいこと、また、私が実際にラグビーチームで経験したことなどをもとに、「アスリート」としての「責任」と「覚悟」についてもお話しさせていただきました。ここから、世界で活躍するカーリング選手が誕生してほしい。そのような願いも込めて、実際にプロのアスリートにもお伝えする内容をお話ししました。

可能性は無限大。みんな羨ましいほど、キラキラしていました。現状でもすばらしいですが、さらに成長し、世界で戦う選手になってほしいです。

女子の部で優勝した「北見藤高校」。栄養講習のフィードバッククイズ大会でも優勝しました。おめでとう!

小学生・中学生・高校生のカーリング大会で栄養講習をさせていただきました。内容は違っても、全ては将来、世界で活躍するために必要なことをお伝えしています。引き続き、みなさんのご活躍を応援しています。

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