第3回太田西山高校 野球部 栄養セミナー
2024/09/28
先日、太田西山高校野球部のみなさん&保護者様向けに
栄養セミナーを開催させていただきました。
1回目は、基本的な食事やなぜ食べるのかなど、
高校球児に必要な食事について、話しました。
2回目は、朝食のレベルアップを中心に
体づくりに必要な食事について話しました。
そして、今回はこの冬のトレーニング効果を最大限発揮するために
必要なことについて話しました。
冬でどれだけ成長できるか? その鍵は食事にあり!
太田西山高校では、冬で大きく成長するために、
「新・ビースト化計画」と名付けたプログラムを組んでいます。
体重増加や筋力アップなど、5つのフォーカスポイントを決めて
トレーナーさん、メンタルトレーナー、動作改善のプロ・管理栄養士が協力して、
サポートを行っていきます。
セミナーでは、食事の話だけでなくこの冬に取り組んでいくことを
選手・また保護者の方と確認した上で、食事でやっていくことを共に考えていきます。
ただ、食事の話をするだけでなく、どういったトレーニングをどのようなスケジュールで
行っていくのかを把握することは、とても重要だと考えます。
そういったコミュニケーションをしっかり監督と共有することができ、
理解のある監督のもとでセミナーをできているのは、とてもありがたいことです。
筋肉量を上げ、大きく成長するためには、トレーニングはとても重要です。
それは選手・保護者の方・指導者の方も十分に認知していると思います。
しかし、それだけではトレーニングの効果を最大限、
体づくりに反映することはできません。
「トレーニング・栄養・休養」
この3つのバランスがとても重要です。
なぜなら、体は寝ている間に食事で得た栄養素を材料として
回復し、強化されていくからです。
この冬、どれだけ成長できるか?
トレーニングだけでなく、食事・睡眠を含めた生活習慣も見直してみてください。
夏の大会まであと、半年。
まだ、遅くはありません。
今、実行すべし!
自分に必要な食事量とは?
セミナーの前には、お米を炊いて、選手にご飯を計測してもらいました。
自分に必要なご飯量は前回のセミナーで話しましたが、
必要量と実際の計測量にどれだけ差があるのかを把握することはとても重要です。
選手には、普段使っているお茶碗や丼を持ってきてもらい、
自分に必要だと思うご飯量を盛ってもらいました。
その結果はなんと、ほぼ全員が自分の必要なご飯量より、
多くのご飯を盛って、日々食べていることが判明しました。
炊いたご飯が途中でなくなってしまいました。
正直、驚きました。
ご飯を丼で何杯食べる!といったノルマがある学校などもいまだにあるのではないでしょうか?
全員、食べる量は違うし、はっきりいって、
ご飯だけ食べていても筋力が増えるわけではありません。
とても、ナンセンスだと考えます。(根性は鍛えられるかも)
たんぱく質やビタミン・ミネラルなど、そのほかの栄養素も必要量を満たした上で
必要なご飯量を食べることが大切です。
しかし、食べる量はそう簡単に増やせるものではありません。
食べる量を増やすには、食べるしかないのです。
(食べ方や食べる内容・タイミングは工夫することができます!)
いろんなスポーツを見てきましたが、1つ確かなことは、
食べることが好きな選手や、どんな状況でも食事ができる選手、
しっかり量を食べることができる選手は、体づくりもとても効率が良いです。
良い選手になるために必要不可欠な要素なのではないでしょうか?
そういった意味でも、小さいころから、
しっかり食べるといった生活習慣を身につけておくことはとても重要ですね。
この冬どのような成長を見せてくれるのか?
太田西山高校の選手のみなさんに期待です。
セミナーの後には、3年生を送る会にも招待していただき、
そいて、プレゼントまでいただきました。
本当にありがとうございます!!