栄養サポート2 〜理想体重と身長を伸ばす食事術〜
2019/11/19
先日、野球部の監督と子供たちの要望に応えて
理想の体重と身長を伸ばす食事についてお話ししました。
目次
講習の内容
1.前回の復習
2.理想の体重について
3.身長を伸ばす食事について
4.何をどのくらい食べると良いのか
目指すべき理想の体重とは?
一般的には「身長−100」と言われています。
(例) 160cm → 60kg 170cm → 70kg
プロ野球選手の体重は?
実際にプロ野球選手の体重を見てみると多くの選手が
「身長−(90〜100)」です。
*「身長−100」の代表的な選手
- 糸井嘉男選手 (身長187cm 体重88kg)
走攻守そろったオールラウンダー
その他
- 和田毅選手
- 涌井秀章選手
- 秋山翔吾選手
- 菊池涼介選手 etc
*「身長−90」の代表的な選手
- 筒香嘉智選手 (身長185cm 体重97kg)
日本を代表するパワーヒッター
その他
- 松田宣浩選手
- 平田良介選手
- 福留孝介選手
- 黒田博樹選手 etc
*「身長−80」の選手例
- 中田翔選手
- 澤村拓一選手
- 阿部慎之助選手
- 中村剛也選手 etc
その他外国人選手の多くが当てはまります。
どちらかというとパワーヒッターや
ストレートの力強さで勝負する選手が多い傾向だと感じます。
では比較的軽めの
「身長−105」となると
- 山田哲人選手 (身長180cm 体重75kg)
2年連続トリプルスリーの最強打者 スピードも凄まじい
その他にも
- イチロー選手
- 西川遥輝選手
- 金子侑司選手 etc
*どちらかというとスピードを武器にしている選手が多い傾向だと感じます。
ではそれよりも軽い
「身長−110」の選手
- 岡田幸文選手
- 増井浩俊選手
- 大和選手
これだけ軽い選手はプロ野球選手の中でも数少ない分類になります。
何かずば抜けた長所があるイメージです。
自分のプレースタイルと武器を生かそう。
自分の身体の声を聞き、自分のプレースタイルに合わせた体重を知ること。
人それぞれ違うので一概に理想の体重は何kgということは難しいです。
しかし、プロ野球選手の体格を見てみると
「身長−(90〜100)」の選手が多いことがわかります。
スピードを武器にしている選手は「身長−100」よりも軽い傾向にあります。
これらをヒントに自分のプレースタイルに合わせて、
理想の体重を見つけていくのがベターだと考えます。
ただ、ひとつ言えることは
「野球選手は痩せちゃダメ!!」
*プロ野球選手も高卒の選手は入団当時からすると
筋肉がついてガッチリ大きくなった選手ばかりでやせ細って一流になった選手はいない。
毎日体重計にのる習慣をつけよう
体重計にのる目的
→自分が食べている食事や水分は適切なのかを見るため
家庭でエネルギー消費量と食事摂取量のバランスを見るためには
体重計にのるしか判断する基準がありません。
自分の体重の変化を見ることで食事量は足りているのか、
もしくは食べすぎなのか判断していきましょう。
1回の体重測定で一喜一憂しない
体重計をのるときの注意点として
- 毎日できるだけ決まった時間に体重計にのる。
- 1日の体重変動ではなく、1週間の単位で体重変動を考える。
理由
*体重は測る時間やタイミング・水分量・体調によって変動しやすいため。
なので1回の体重測定で判断するのではなく
1週間の単位でエネルギー量と食事量のバランスを判断していきましょう。
身長を伸ばす食事
その他講習では理想の体重のことと、
身長を伸ばす食事についてお話ししました。
よく聞かれますが
「何を食べたら身長が伸びますか」
非常に難しいですね。笑
そのような魔法の食べ物があれば私もそればかり食べていたでしょう。
大きくなりたかった・・・
身長は遺伝の要素が大きな影響を与えます。
それでも日々の生活から最大限身長を伸ばすためにできることはたくさんあります。
そのうえで大切なことを子供たちには伝えました。
1回しかない成長期。この期間を大切にしてほしいです。
2回目の栄養サポートを通して
今回子供たちには2つのことを目標として講習を行いました。
- 自分の目指すべき体重を知る。
- 何をどのくらい食べるとよいのかを具体的にイメージできるようになる。
今日の講習を通じて、自分のプレースタイルや今後の野球生活をイメージして
自分の理想の体重を考え、それに向けて日々の生活を送ってほしいと願っています。
来年の春ひとまわり大きくなった子供たちが活躍する姿を期待しています。
次回はトレーニング期の食事の仕方や
お正月の過ごし方などを中心に講習を行いたいと考えています。
教室が使えず、急遽、武道館で行いました。
次回は筋肉をつけるための食事の話をします。